【今年もやります。ヤドリギ販売】

  • 2021年12月20日
  • Event
  • by fujioka
  • ヤドリギ販売
毎年ご好評をいただいております“ヤドリギ”を2021年も販売いたします!
予約受付期間は11月28日より、数量限定での販売となりますのでご了承ください。
下記内容をご確認の上、お買い求めくださいますようお願い申し上げます。
ヤドリギの枝(実あり、長さ30cm前後)を10本セットにてお送り致します。
リースやアレンジメントの花材としてご利用頂けます。
販売価格 ¥4500(税込)
※別途送料がかかります。
【ご注意ください!】
発送は「12月6日」より順次発送となります。
それ以前の発送はできませんのでご了承下さい。
実付きや葉色、形などはお送りする量にあわせて
弊社スタッフがバランスを見ながら選別し、発送させて頂きます。
出来るだけよい品質のものをお送りするように努めておりますが、自然が作りだすもののため、条件の良い年も悪い年もございます。
その点をご理解いただき、ご注文くださいますようお願い申し上げます。
ご予約はこちらから↓
木葉社オンラインショップ
〇ヤドリギの物語
ヨーロッパではヤドリギに対して伝説やファンタジーに満ちたきらめくようなワンダーイメージが定着しています。
「ヤドリギの下では、男女はキスを交わしても良い」という諺もあり、
冬のシーズンには各家の玄関にはヤドリギが吊され、
その下を通ることは魔除けとも招福とも受け取られているようです。
「クリスマスの植物」の代表である樅の木のクリスマスツリーや柊のリースにも負けない程のクリスマスと密接に結びついた植物だと考えられているのです。
〇どんな植物なの?
このように素敵な印象のヤドリギですが、その生態も摩訶不思議。
赤や黄色に色づいた実の中には、粘液に守られた種子が眠っています。
鳥についばまれ、お腹の中で運ばれた種は糞とともに排出され、
やがて木の幹や枝に付くことで発芽し、吸収根を発達させて宿主となった木から水分等を吸収し、宿主を弱らせてしまいます。
樹木の健康維持のためにはヤドリギを取り除くお手入れが必要なのです。
しかし多くのヤドリギは大木の上部に生育するために、樹上高所作業の特殊な技術をもちいてアクセスしなければならず、それには多額な整備費用がかかるため、長年放置されてきました。
そのため樹勢回復処置の遅れた大木の落枝事故等が起こり、
それを理由に地域の大木が伐採されてしまうこともあります。
地域の宝である古木を守るために、ヤドリギは除去対象である一方で、
その実を餌とする鳥類など多くの動植物が織りなす生物多様性という輪の一端を担う大切な存在でもあります。
ヤドリギの採取や宿主への樹勢の維持・回復処置を行うには、樹木や動植物に対する理解と、人間界と自然界との絶妙なバランスをとることのできる知識や経験が必要となります。
弊社は地域の自然環境・地域文化を下支えする樹木を守りつつその下をゆきかう人の暮らしや安全を守るために
「その木、その場所」に最良なバランスを見極め、
適切な処置と施工で地域に資する整備を行ってゆきたいと考えています。
〇お買い上げいただく皆さまへ
ヤドリギ販売による売り上げを樹木の整備費用に充てることで、
長年大木の手入れが出来ずに困っていた地域の方々への助けとし、
地域の宝である古木、大木を未来にのこしてゆく一助に出来たら。
そんな思いで始まった取り組みです。
それ故に、栽培目的のご購入はお断りしております。
この意義ある取り組みを恒久的に続けてゆくためにも、ぜひご協力・ご賛同を頂けたらと思っております。
信州の自然の中で育ったヤドリギを様々な方法で楽しんで頂けたら幸いです。

投稿者
fujioka