今年のヤドリギ採取について
- 2022年12月5日
- Event
- by fujioka
- ヤドリギ販売
今年のヤドリギは原村にて採取させていただきました。
ご依頼をくださったのは木工作家さんのお宅です。四季折々の植物を楽しまれているお庭の中央に立ち並ぶ、高さ15mほどのエゾノコリンゴには無数のヤドリギが。
はじめは愛着を持っていたそうですが、あまりに数が増えるので心配されて今回ご依頼をいただきました。
エゾノコリンゴはその名の通り、小さなリンゴのような赤い実をつけ、実りの時期は野鳥のえさ場となります。その際ヤドリギも鳥たちに食べられることにより、タネが散布されます。今回はロープを使ったクライミングで木に登り、できるだけ木に負担がない方法でヤドリギをひとつずつおろしていきました。
ヤドリギ採取は根絶するためではなく、永続的にお付き合いしていくための方法として施工にあたっています。
今回は枯れ枝の剪定も同時に行いメンテンナンスさせていただきましたが、また五年ほどしたら木の中に根を張ったヤドリギが芽を出すころかなと想像しています。