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樹木による事故が起こる前に知ってほしい木と環境のこと


樹木のリスクが高まっている中で

私たちの暮らしは、樹木をはじめ多くの動植物から
日々、多大な恩恵を受けて成り立っています。
特に樹木からは二酸化炭素の吸収や、酸素の生成、
土壌や水源の安定など、とりわけ多くの恵みを受けています。
まさに我々の生活には欠かせない存在です。
しかし最近では、生活空間に近い樹木による事故の
報告が増加しています。

樹木の生育環境にはそれぞれ特徴があり、
その組み合せいかんでは様々な問題が発生するのですが、
重大な事故が起こる前に、専門家が対策を講じることで
そんな問題を減らしてゆけるのではと考えています。

庭木の劣化には様々な原因が

樹木は長く生きているうちに、偶発的、または人為的な
原因により、根や幹に多くの問題を抱えることがあります。

・天候の変化による変調
・人や自動車による根や土壌の踏圧
・植栽基盤の閉塞や不足
・工事等による根の切断によるダメージ
・過度の剪定や誤った剪定位置による
 地上部、地下部へのダメージ
・土壌変化による根の腐朽や不調
                    etc

林地や別荘地の樹木

日本の森は、戦後の「拡大造林」という大規模な
植林事業(ギネス級と言われる)により、
木材の生産、水源かん養などの公益的機能の確保、
が期待されていました。
しかし多くの造林地では間伐などの手入れ不足により
過密な状態が続き、劣勢木の乱立を招いた結果
根系の発達不良などにより、台風等による
倒伏が発生しやすい状況となってしまいました。
そんな森林状況を改善しようと、公共事業などにより
徐々に間伐などの手入れが進められてきましたが、
街中にある小面積の林や、アクセスの悪い場所、
別荘開発地などの場所では、いまだに手入れに
至っていない場所も多く存在します。

木葉社のホームグラウンドである八ヶ岳山麓は
噴火活動により流れでた溶岩が固まった上に、
土が薄く体積した土壌環境となっているため、
根張りの弱いカラマツ等は雪や風に負けて、
簡単に倒れてしまうことがあります。

特に別荘建設にあたっては、当時の慣習により、
建物を建てる場所だけを伐採したために、
多くの近接樹は手付かずのままになりました。
また個体によっては建築時に負ったダメージを
残したまま成長したことで、幹や枝部分に
腐朽による激しい損傷が見られるものもあります。
樹木はそれでも成長を続けるため、
強度を失いながらも樹体を大きくし続けていきます。
長く伐採に消極的だった時代背景などにも後押しされ、
近接人工林の危険度は増す一方となっているのです。

適切な処置を施せば、共に生きることが出来ます!

現在まで、多くの木が放置されたことで樹勢を落としたり、
手入れの際に、誤った剪定方法によって切断した場所から
腐朽が進行することでより大きなダメージを受け、それが原因で
幹折れや枝の落下などの事故を引き起こしてしまう事がありました。
その為に「かえって手入れなどしない方が良いわ!」と言う方もいるほどです。

しかし多くの樹木は適切に処置が行われれば、人間よりはるかに
長い時間を生きてゆくことができる種族であり、風格ある古木は
街の景観、文化を下支えしてくれる貴重な存在となります。
そしてその恩恵は何世代もの人々が享受することができるのです。
手間と敬愛の情を失わず、木と向かい合うことが出来れば、
人は永久的に樹木と共に生きることができるのです。

以上のような歴史を踏まえ、木葉社の下見はお客様のご希望をお聞きすると共に、
敷地全体の樹木の様子を観察し、危険なもの、リスクの高いものを発見した場合は
すぐにお知らせし、対策をご提案しています。

cuttting-trees.jpg倒伏により家屋が破壊された様子
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